2011年4月5日火曜日

千葉県の雑木林の樹種は?

植物観察の入門者としては、花をつけている植物の観察から入るのが楽しく、確実と思います。でも、いつまでもこのレベルにとどまらず、徐々に、実、葉、樹皮、樹形、冬芽、関連する鳥や昆虫などへと観察の範囲を広げていくことを目指しています。

自宅の周辺にはまず、北総花の丘公園があり、その外側に里山が広がっています。里山の「山」とは雑木林などの二次林と考えればよいそうです。そろそろ雑木林などの散策や観察を始めたいと考えているので、その前に千葉県の雑木林でよく見られる樹種を事前にリストしておきたいと考えました。

それで行き当たったのが、次のサイトです。
参考サイト:http://www.chiba-shinrin-instructor.com/act/mrkn/mrkn10031801.pdf

そこで紹介されている樹種をみると以下のようなものがありました。

クヌギ・コナラ(肥料や薪炭の原料)
マテバシイ(南部の海岸地域で多く植栽)
上記は昭和40年代まで、佐倉炭、久留里炭などの名称で、江戸・東京へ良炭を供給していた。

千葉全県で見られるもの
スダジイ・タブノキ

北総地域で見られるもの
シラカシ・クヌギ・コナラ・ヤマザクラ・イヌシデ・ウワミズザクラ・ケヤキ・ムクノキ・エゴノキ・コブシ・ハンノキ

中南部の丘陵部で見られるもの
マメザクラ・ウラジロガシ・アカガシ・モミ・ツガ・ヒメコマツ
ヤマモモ・カゴノキ・バクチノキ・リンボク・マルバチシャノキ・オガタマノキ(散見される北限樹種)
フサザクラ・アサダ・イヌブナ(北方系の落葉樹)

海岸近くで見られるもの
オオシマザクラ・エノキ・ヤブミッケイ・ヒメユズリハ・タブノキ・イヌマキ・トベラ・マサキ

有用樹として明治・大正期に県が植栽を奨励したもの
スギ・クスノキ・クヌギ・コナラ・ケヤキ・クリ・コウゾ・ハゼ・マツ・タケ

タケ
モウソウチク・マダケ・ハチク

マツ
クロマツ・アカマツ

シイ・カシ類(房総半島における極相林)
スダジイ・アカガシ・アラカシ・(北部は)シラカシ・(南部は)ウラジロガシ

あいうえお準で並べ直すと以下の47種となりました。(この中でおおむね15種ほどが、つまり三分の一弱が識別できそうです。残りの樹種は楽しみながら研究するテーマになります)
アカガシ
アカマツ
アラカシ
アサダ
イヌシデ
イヌブナ
イヌマキ
ウラジロガシ
ウワミズザクラ
エゴノキ
エノキ
オオシマザクラ
オガタマノキ
カゴノキ
クスノキ
クロマツ
クヌギ
クリ
ケヤキ
コウゾ
コナラ
コブシ
シラカシ
スギ
スダジイ
タブノキ
ツガ
トベラ
バクチノキ
ハゼ
ハチク
ハンノキ
ヒメユズリハ
フサザクラ
ヒメコマツ
マサキ
マダケ
マテバシイ
マメザクラ
マルバチシャノキ
ムクノキ
モウソウチク
モミ
ヤブミッケイ
ヤマザクラ
ヤマモモ
リンボク

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿