2011年4月5日火曜日

アセビ

撮影:2011/03/28
場所:千葉県北総花の丘公園
分類 / 学名
科: ツツジ科 Ericaceae
属: アセビ属  Pieris
種: アセビ  Pieris japonica
英名:Japanese Andromeda / Japanese pieris / Lily of the valley shrub
仏名: Andromède [du Japon] / piéride du Japon
原産地:日本

アセビ属は日本、台湾、中国に分布し、一種(アメリカアセビ Pieris floribunda)は北米に自生するとのこと。

早春、派手な色の花や大型の花に注意を奪われ、アセビの花はつい見て見ぬふりをしてしまいます。それとも、そこにあるのが当然過ぎて、空気のようにその存在を忘れてしまうのでしょうか。このブログで取り上げるのも遅れてしまいました。しかし、アセビの花をそのように感じる筆者の感性はずれているのでしょう。

なぜなら、この植物に与えられた欧米の名前は、「アンドロメダ」。ギリシア神話には、アンドロメダの母親が娘アンドロメダを自慢し、海の精ネレイスたちより美しいと口走ってしまったため、海神ポセイドンの怒りを買い、ポセイドンに国を荒らされることになり、アンドロメダはその怒りを鎮めるためのいけにえにされかかるというくだりがあります。つまり、アンドロメダは国の滅亡のもとにもなりかねないほどの美女だったのです。その観点から、再度、アセビの花を観察してみなくては。

インターネットで調べても、アメリカ、フランスでヒットする件数が多いので、アセビは大いに可愛がられていることが想像できます。

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