2011年4月7日木曜日

クヌギ

[2011/04/05  千葉県北総花の丘公園]
いまだに枯葉をつけたまま

[2011/04/05  千葉県北総花の丘公園]
枯葉の観察

 
[2011/04/05  千葉県北総花の丘公園]
樹皮の観察

[2011/04/06  千葉県北総花の丘公園]
翌日足元に散乱するどんぐりを観察

[2011/04/05  千葉県北総花の丘公園]
決め手は虫えいのクヌギハナカイメインフシ
それをついばむ鳥、アオジでしょうか?

分類 / 学名
科: ブナ科 Fagaceae
属: コナラ属 Quercus
種: クヌギ Quercus acutissima
英名: Sawtooth Oak
仏名: Chêne du Japon
原産地: 日本、朝鮮、中国

早く里山の雑木林にフィールドワークに行きたいのですが、いまだに、雑木林の主役であるクヌギとコナラがどんな木なのか知らないのです。それで、まず、自宅横の公園の立木の中からクヌギを見つけ出すことにしました。

まず、いまだに枝に残っている枯葉。この形の葉を持つ木は以下の三つのどれか。
1.クヌギ
2.クリ
3.アベマキ

クリではありえない。クリの樹肌はすでに知っているので、この樹皮はクリとは別物。しかも、この木の足元にはクリのイガイガがひとつも落ちていない。

アベマキは知らない木だが、関西に多く、関東ではまれな木ということなので、やはりこれはクヌギであるはず。

さらに、翌日行って、足元を調べると、ありました、ありました。独特などんぐりが! でも、アベマキのドングリもこれによく似ているとのことで、絶対にアベマキではないといの証拠が欲しい。

実は、決め手がありました。この木の枝先に、へんてこりんなぼんぼり風の花のようなものがあり、それを鳥がついばんでいました。家であちこちのサイトでクヌギ情報を見ていると、この花のようなものは「クヌギハケタマバチが雄花序に寄生し綿球状に肥大する」ことでできた、「虫えい」と呼ばれるものであることを知りました。
参考サイト:http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/jumoku/jumokumusiei.html

これで、クヌギと同定して間違いなしと思います。

樹皮の割れ目の一番奥には明るい褐色の木質が見られます。これが印象的です。まずは、クヌギの同定に成功しました。

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村


今日の英仏語

カシ/オーク(ブナ科コナラ属 Quercus の総称)
英語: Oak
仏語: Chêne

0 件のコメント:

コメントを投稿