2011年4月7日木曜日

ボケ

[2011/04/05 千葉県印西市内野]

[2011/04/05 千葉県印西市内野]

[2011/04/05 千葉県印西市内野]

[2011/04/05 千葉県印西市内野]

分類 / 学名
科: バラ科 Rosaceae
亜科: ナシ亜科 Maloideae
属: ボケ属 Chaenomeles
種: ボケChaenomeles speciosa
英名:[Chinese] flowering quince / Japanese quince
仏名: Cognassier du japon / Cognassier à fleurs
原産地: 中国


ボケという名前そのものがなんだかユーモラスですね。「木瓜」を「もけ」または「ぼっくわ」と発音し、そこから「ぼけ」に転訛したとの説があるそうです。

花の色は赤、白、ピンク。植物観察を始めてからは、とても存在感がある花に感じるようになったのですが、それ以前は、たぶん、目には入っても意識まではなかなか届かない花だったと思います。ウメが終わって、主役の桜が咲くまでの前座という感じがすると言ったら、ボケに申し訳ないでしょうか。

やがて成る、枝にピッタリとくっついてその上にまたがる実が印象的です。この実が食用になるし、果実酒の材料にもなるとのことです。今年実がなったら少々いただいて試してみるとしますか。

日本在来種のボケは「クサボケ Chaenomeles japonica」と呼ばれる別種なのだそうで、クサボケの英名・仏名こそがJapanese quince / Cognassier du japonであるべきなのですが、混乱があって、中国原産のChaenomeles speciosaがしばしばこれらの名前で呼ばれているようです。

欧米ではかなり一般的に植栽されているようで、実際に観光案内したフランス人で植物好きな人たちも、この花を見ると、すぐにCognassierと認識していました。

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